こんにちは。ビューティウィンド編集部です。
背中にシミや傷跡ができている人は、どうにかそのシミや傷跡を治したいと願っているのではないでしょうか。しかし背中にあるシミや傷跡をどうすれば消せるのかわからず、悩んでいる人もいるでしょう。
普段自分には見えない場所とは言え、他人には見られることもある部分ですから、シミや傷跡があると気になってしまいますよね。
そこで今回は背中のシミや傷跡の治療についてまとめてみました。どんな治療がどんなシミや傷跡に向いているのかをご紹介していくので、あなたのシミ・傷跡の状態も見ながら、どんな治療が合っていそうか考えてみましょう。
背中のシミ・傷跡の種類とは?
まずは背中にできるシミや傷跡の種類について、それぞれどのようなものなのかをご説明していきます。
老人性色素斑
老人性色素斑とは加齢や紫外線の影響でできるシミのことです。
大きさも大小さまざまで、濃さも薄いものから濃いものまであります。1つだけ出来る場合もあれば、いくつかできる場合もあり、シミの現れ方には大きな特徴はありません。
形も楕円形だったりいびつな形をしていたりと、多種多様です。むしろ、この多種多様さこそが老人性色素斑の特徴と言ってもいいでしょう。
老人性色素斑は顔によくできるシミですが、これは顔が紫外線にさらされることが多いため、背中にもできることがあります。現れる場所が決まっていないのも、老人性色素斑の特徴です。
光線性花弁状色素斑
光線性花弁状色素斑は背中上部から肩にかけて多発する、花びらのような形をしたシミのことを言います。
日焼けをすると赤くなるような色白な人や、そばかすがある人にできやすいのが特徴です。
色はほぼ均一に茶褐色で、サイズはそばかすよりも大きめです。
※日本ではこのように呼ばれていますが、臨床所見・治療法ともに老人性色素斑と共通する部分も多いシミです。
ニキビ跡などの炎症後色素沈着
背中にニキビやかぶれ、傷などができた場合、それが炎症後色素沈着として残ることもあります。
特にひどいニキビが背中にできた場合、その跡が残りやすいです。背中ニキビは多発することも多いので、炎症後色素沈着がたくさんできてしまっている人もいるでしょう。
ニキビや他の傷があった部分にできるため、老人性色素斑や光線性花弁状色素斑ではなく、炎症後色素沈着だとわかりやすいです。
背中のシミや傷跡を治す方法
ここまで背中のシミの種類についてご説明しましたが、ここでご紹介した3つのシミは見分けやすいため、自分のシミがどれかは、目星がつきやすいでしょう。
最終的な診断は医師に任せるべきですが、ある程度シミの種類に目星がついたら、どの治療法で治療をしていくのかも考えてみてください。
ここからは背中のシミ・傷跡を治す方法をご紹介します。
レーザー治療
レーザー治療はシミのある部分にレーザーを照射し、メラニンを破壊する治療です。即効性があり、施術後1週間ほどでシミが消えたキレイな肌が手に入ります。
老人性色素斑や光線性花弁状色素斑に有効な治療です。特に老人性色素斑がかなり濃い場合、他の方法ではなかなかシミが消えないため、レーザー治療がおすすめです。
ただしレーザー治療直後は施術部の保護が必要なため、背中だと保護がしづらいという難点があります。また光線性花弁状色素斑の場合は、シミが多すぎて施術時間が長くかかったり、治療費が高額になったりすることもあります。
光治療
光治療はIPLと呼ばれる光を照射する治療法です。広範囲に照射ができるため、広範囲に広がるシミに有効です。一度の施術では効果が出ず、何度か通うことで効果が発揮されます。
特に多発している光線性花弁状色素斑におすすめの治療です。老人性色素斑でも、広範囲に複数ある場合は、光治療の方が良い場合もあります。
ただしあまりに濃い老人性色素斑だと、光治療では完全に消えません。
レーザートーニング
レーザートーニングはレーザーの出力をかなり弱くして照射することで、肌に強い刺激を与えずにメラニンを徐々に破壊していく治療です。最終的にはシミが消えることをゴールとしていて、多くの場合5回〜10回程度施術を行います。
料金は範囲制なので、一定範囲に複数あるシミ・傷跡の治療におすすめです。
老人性色素斑、光線性花弁状色素斑、炎症後色素沈着とシミの種類は選びませんが、薄めのシミ・傷跡に有効な治療です。
何度か通う必要があるため、数が少ない老人性色素斑の治療なら、普通のレーザー治療の方がおすすめです。
背中のシミを悪化させないために・・・
背中にシミや傷跡ができた場合、治療で改善できます。しかし治療で通院している際や、治療後は、シミを悪化・再発させないためのケアが必要です。
まずは、背中を紫外線にさらさないことが肝心です。水着でビーチに行くようなイベントは、治療中にはおすすめできません。また、摩擦などの外的刺激からも背中を守りましょう。
手が届かずうまく洗えないこともある背中ですが、ニキビを予防するためには日頃から清潔にしておくことも肝心です。
また光線性花弁状色素斑ができたことのある人は、再発しやすいですから、背中や肩を日焼けさせないように細心の注意してください。
まとめ
今回は背中のシミ・傷跡についてご紹介しましたが、自分の背中にできているシミがどの種類なのかはわかったでしょうか。
シミは種類や状態によって、治療法が異なります。そのためシミの種類や状態を把握することはとても大切です。
背中の場合、自分ではなかなか見えないので、「シミはあるけどよく見えない」という場合は、クリニックの医師に判断してもらうのがベストです。治療法についても、シミの状態を見てもらい最適な治療を提案してもらいましょう。